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ここではTシャツに関する用語を纏めてみました。
何かの助けになれば幸いです(・∀・)b
繊維長
コットンの繊維の長さ。一般的にコットンは繊維の長さによって、短繊維綿(平均21mm未満)、
中繊維綿(平均28mm未満)、長繊維綿(平均28mm以上)と分類される。
そして、長繊維綿の中でも特に平均35mm以上の繊維長を持つコットンは超長綿と呼ばれます。
超長綿
超長綿とは、平均繊維長が35mmを超える希少性の高いコットンのことで、
コットン生産の大部分を占める中繊維綿などに比べて、高級なごく細い糸を紡ぐのに適している。
また確かな技術で紡績、編みたてなどの加工を施すことにより、
自然な光沢・しなやかさ・肌触り・強さを兼ね備える美しい生地に仕立てることの出来る素材である。
代表的な超長綿としてエジプトのギザ綿、アメリカのスーピマ綿、
ペルーのピマ綿や西インド諸島の海島綿等がある。
コーマ糸
綿花を紡ぐ最終工程でコーミング(櫛がけ)を行い、
短い未熟部分を約15%〜20%取り除いた綿糸のこと。
コーミングを行うことで長い繊維だけが平行に揃えられた糸は強さを増し、
けばだちも少なく艶の良いものになる。
日本の紡績会社のコーミングの技術力は、世界的にも高く評価されています。
SZ糸
綿糸を撚る際に、右撚り(S撚り)と左撚り(Z撚り)を一定間隔で交互に入れ替えた糸。
通常、綿糸の天竺編みは洗濯後に生地が一方向にねじれやすい(斜行)が、
SZ糸では斜行が抑えられるメリットがある。
このためウエストラインがシェイプされたシルエット等の場合の脇縫いに適しています。
通常の綿糸の天竺編みとは、編みあがった生地表面の表情が異なる独特の風合いの生地になります。
天竺編み(平編み)
Tシャツ用の身生地としてもっともポピュラーな編み組織で、
ジャージーステッチと呼ばれている。
1列の針で編目を全て同方向に引き出して横編み機、
丸編み機で編まれた基本組織中で一番薄く編むことができる組織。
フライス編み(ゴム編み)
緯メリヤスの基本編みの1種で、
縦方向に表目と裏面の縦に連続したループ(編目)が、交互に並んでいるもの。
そのため生地の裏表の区別がない。
横方向の伸縮性が大きさからゴム編みとも呼ばれ、フィット感に優れる特性から、
レディースのいわゆるピタTやメンズのタイトフィットTシャツに用いられるほか、
天竺編みのボディー(身頃)のTシャツの衿部分に使用されている。
スムース編み(両面編み)
1×1フライス編みを2つ組み合わせた両面編みの別称で、
編地の表面が滑らかですべすべしていることからスムース(編み)と呼ばれている。
表裏どちらの面から見ても編目がなめらかで、
多少厚みのある質感と適度に抑えられた伸縮性が特徴的。
染色
繊維製品の染色では、糸の段階で染める先染め、編みあがりの生地で染める生地染め、
製品になってから染める後染め(オーバーダイ、どぶ染め)がある。
白度
白いTシャツの白さの度合いのこと。
綿花の産地・種類・糸の加工・染料・染色工場の土地の水質などで白度は変化する。
Tシャツでも一見して白が美しくなくオフホワイトに見えてしまったり、
洗いこむうちに黄色くなってしまうことも多い。
蛍光染料を使用すれば一見すると白く染まるが、青白く自然な風合いが損なわれる場合も多い。
繊維の芯まで白く染めるにはノウハウが必要で、
「白を見れば、その工場(製品)の実力がわかる」とまで言われている。
染色堅牢度
着用、洗濯を重ねていった際、色落ち、色あせの度合いを測る基準で、
例えば検査機関である(財)日本繊維製品品質技術センター(QTEC)の場合、
1〜5級で表わされ5級が最高となっている。
縮率
まず素材として綿は、元々洗濯等をした場合の縮み率は多く、
その縮率は約12%位と一般的にいわれる。
Tシャツに用いられるニット編みの生地は、
Yシャツなどの布帛生地に比べて縮みやすい構造をしているが、
そのことがTシャツに適した肌さわりの良いやわらかさや、快適な通風性を生んでいる。
ただし、綿のニット製品といえども、見かけ収縮率が大きいと消費者の混乱をまねく恐れもあるため、
検査機関では、メーカーが編み機の度目調整や生地の染色上がり時のセット巾の適切な設定、
防縮加工などを施すことにより約7%までの縮率に抑えるよう求めている。
防縮加工
湿気を与えて緩和収縮を行ったり、生地の染色上がり時にタンブル乾燥を行い、
予め生地段階で縮ませることでニット編みの生地が洗濯などで縮む、
いわゆる縮率を少なくする加工のこと。
海外メーカーではpre-shrunkと呼ぶところもある。
家庭用品品質表示法表記
家庭用品品質表示法によって、繊維製品には、
(1)組成表示(綿100%等)
(2)取り扱い絵表示
(3)はっ水表示(水をはじく素材の場合)
の表示が義務づけられている。
通常は洗濯ネームもしくは下げ札に表記されている。
絵表示(洗濯ネーム)
繊維製品は品質表示のほかに、
洗濯などの取り扱い方法を簡単に知らせるために絵による表示がなされている。
この絵表示は、JIS規格で定められたもので、その記号には、
(1)洗濯方法
(2)塩素漂白の可否
(3)アイロンのかけ方
(4)ドライクリーニングの可否
(5)しぼり方
(6)干し方
の上記6項目が規定されている。
PL法(製造物責任法)表記
PL法では、繊維製品にも製造・加工もしくは輸入した者は、
自ら当該製造物の製造業者として当該製造物に氏名(商号)
住所または電話番号の表示をすることを求めている。
製造物の責任の所在を明らかにするだけでなく、
消費者は万が一の場合の連絡が取れるメリットがある。
繊維製品の場合、通常は絵表示に表記して製品に取り付けられている。
立体裁断
平面的な生地の裁断に対して、トルソー(人体)などを使い、
人間の体に合わせて動きやすいよう立体によって裁断を行う方法。
シンプルな構造のTシャツでも、肩、アームホール・袖部分に
立体裁断を行うことで着易さを向上させることができる。
一部の海外メーカーのTシャツでは立体裁断がされていない場合もあり、
そのかわりに大きめに作られている傾向に感じられる。
丸胴
Tシャツのボディーには、前後を2枚の生地で縫い合わせた脇縫いと、
丸編み機で編んだ筒状の生地を身頃部分にそのまま使用した丸胴がある。
丸胴では、サイズ別に反物を揃える必要があり、
脇がシェイプされたデザインが出来ないというデメリット面もあるが、
生地を無駄にすることが少なく、脇に縫い目が無いために着心地が良い等メリットも多い。
セットインスリーブ
肩から脇に掛けてアームホールをとって袖を身頃に縫い付けたTシャツの基本スタイル。
ラグランスリーブ
衿ぐりから袖下にかけて斜めに切り替えの入った袖。
クリミア戦争中にイギリスの陸軍司令官ラグランによって考案されたとされる。
手付衿(ロック付け衿)
衿部分の生地と、身頃部分の生地を共に内側に折り込んで、
裏側からオーバーロック・ミシンで縫い合わせる衿の縫製方法。
外側に縫い目が出ないためにエレガントに見えるが、
そのままでは裏側の縫い目部分がゴロゴロするのを抑えるため、上から2本針で叩くケースも多い。
また最近では、左肩から衿首・右肩まで補強のためテープをつける場合も増えている。
バインダー衿
衿部分の生地を折って、身生地をはさみ込んで表側からミシンで縫いつける衿の縫製方法。
身生地に重なった衿表面のステッチがデザイン上のアクセント。
身生地を挟み込んで縫い付けるため、
一般的に手付衿よりも衿が伸びきりになりにくく強度に優れるとされている。
通常Tシャツでは1本針、2本針が用いられ、2本針の方が縫製強度は高い。
天地引き(裾引き)
Tシャツの裾や袖口部分に用い、
生地を折り曲げて1本針オーバーロックミシンで縫い付ける方法。
生地の表面には、ポツポツと小さな縫い目が現れるだけなので一見頼りなく見えるが、
縫い目の構造上、縫い目方向への引っ張り強度は平2本針縫製より優れ
伸縮性のあるニット生地には適している。
ただし、天地引き縫製は、縫製時の手加減などにより縫いはずれや、
逆に深く入り過ぎるということが起こりやすく縫製には熟練を要する。
本縫いミシン
上糸(針糸)と下糸(ホビン糸)の2本の糸がループ状にからんで縫い目を構成している。
一つ一つの縫い目が独立して形成されているためほどけにくい特性があるが、
縫い目そのものの伸縮度に欠ける為、Tシャツなどのニット製品に使用する箇所は、
衿ネーム、絵表示、ワッペン等の叩きつけなどに限定されている。
オーバーロック・ミシン
Tシャツなどのニット製品の縫製で、2枚の生地の縫い合わせや天地引きなど広く使用されるミシン。
縫い目の伸度が構造上、他の縫い目型式より大きいため引っ張り強度に優れ、
伸縮性の多い生地の縫製に適している。
通常のTシャツでは1本針、2本針のオーバーロック・ミシンが用いられる。
閂止め(かんぬきどめ、かんどめ)
縫い端などのほころびやすい箇所を丈夫にするための、専用のミシンで行う止め縫いのこと。
久米繊維では、バインダー衿の合わせ部分や、衿や袖口の平2本針縫製部分に閂止めを行っている。
肩テープ
左肩から衿裏、右肩まで通して、一般的には身頃と同素材の生地テープを補強のため、
通称タコミシンとよばれるミシンで付けるテープ。
別称タコテープ、タコバインダーとも呼ばれ、肩テープは補強やデザイン上のアクセントとして適している。
その反面、強い立体裁断の型紙やレディースなどの肩落ちの大きな型紙には適さない一面がある。
スピンテープ、綿テープ
両肩の縫製をする際に、伸び止めと補強のために使用するナイロンや綿のテープ。
Tシャツの場合スピンテープを使用し、2本針のオーバーロック・ミシンで適切に縫製されていれば
強度的には問題ないとされている。
また表面に縫い目が現れず上品に見え、さまざまな型紙に適応できるために
レディース・ブランドやブランドのTシャツで良く用いられる。
捺染(なせん、なっせん)
型付けや型染めによって、織物などに染料、または顔料でデザインを染め出す手法。
水性インク(顔料、ラバー)
風合いが比較的良好なことが特徴で、特にEU圏や日本ではTシャツ用として使用率が年々高まっている。
また国産インクメーカーの努力により、この10年でかなりの進化を遂げて、表現力や作業性も上がってきている。
その他、版の洗浄が水でできるため石油系溶剤が不要なこと、ダイオキシン類発生のおそれが無いこと、
非アルキルフェノール型インクが開発されたことなどから、
作業従事者への負担、および環境負荷が少ないと評価されている。
ただし現状では、油性インクと比較した場合、版詰まりを起こしやすく再現性の限界がある点や、
先に刷ったインクが乾かない状態で、次のインクを刷り重ねられないために機械印刷には不向きであること、
水性とはいえインク特有の匂いはあることなどの改良課題は残っている。
油性インク(アメリカンラバー、プラスチゾル)
作業性が良く、機械印刷での大量生産が可能で、しかも版詰まりがおきにくく非常に細密な表現が可能。
Tシャツのプリントに適した要素が多いため、
Tシャツの本場であるアメリカでは多くの工場で油性インクが用いられている。
ただし、塩ビベースの油性インクの問題点として臭気が多く版の洗浄などに石油系溶剤も使用するため、
作業従事者へ防護マスクや換気など充分な配慮が必要となる他、
焼却時のダイオキシン類発生の可能性があることなどがある。
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